YaYaYa YaYaYa YV
TOPYaYaYa Links藤谷清六詩集YaYaYaショップご意見・ご感想
poem
藤谷清六詩集


好景気で近代化著しいスペインの首都だが、何か垢抜けないマドリード。でもその人間臭さがたまらない。その秘密は?

河野兵部


July 06, 2004
カラスなんて来ない、ゴミ箱あれこれ
人間の生活において、ゴミと言うものは本当によく出てくるものだ。
我が家のような小家族でも、毎日驚くほどの量のゴミが出てくるのだから、ゴミ処理は、どこの都会でも重要なテーマとなって居ることだろう。
ゴミの収集は、この辺りでは午前中だが、マドリードの中心地は、渋滞を避けるためか夜間12時頃から始まる。時間的に、レストランでも家庭でも夕食の準備も終わり、一日のゴミが溜まった頃だから都合が良いし、夜中に置きっぱなしで犬や猫に散らかされる心配もない。勿論ゴミ箱(オレンジの蓋のコンテナ)には蓋がついていて動物に食い散らかされにくく衛生的だ。またゴロが付いているので、多少重くても引っ張っていけるので楽だし、手前に引っ掛ける部分が有って収集車が持ち上げ、自動的に中のものを放り込めるようになっているので労働者の負担も軽く、とてもうまく出来ている。勿論生ゴミは、ポリ袋にいれてから、コンテナに入れる。

このコンテナは、郊外の一軒家では、通常一家族に1個だが、中心地は、集合住宅(ピソ)だから、建物別に大型コンテナが何個か用意されていて、管理人が収集時間に外に出す。何年か前に、日本に行ったとき、東京の住宅地でゴミ袋が剥き出しで山積みされているのを見て驚いた経験がある。あれでは、カラスや犬、猫に散らかされるのも当然だし、物まねが得意(?)の日本人が、何故これを真似しないか不思議だった。今は改善されているのだろうか。

我が家で家庭菜園を大々的にやっていた頃は、生ゴミは、堆肥つくりに利用して全然出なかった位だから、分別収集するのは、ゴミ処理と資源の再利用の両面からとても有効にちがいない。スペインでも、15年程前から分別収集が始まり最近はかなり徹底してきている。生ゴミ用コンテナは、各家庭にあるが、分別コンテナは、一定地区別におかれていて、そこまで持っていかなければならない。それでもガラス容器のように重いものをわざわざ自家用車で持って行って、捨てているのをよく目撃するから、分別に対する認識はかなり高そうだ。
分別コンテナは、
  ・緑ガラス用(緑のボンベ形)
  ・白ガラス用(白ボンベ形)
  ・紙用(白、緑コンテナ)
  ・プラスチック容器用(黄色コンテナ)
  ・古着用(青コンテナ)
  ・電池用
等、種類も色々有る。
大型ゴミや植木の切り枝、芝刈りカス用には、市役所に電話すれば無料で取りに来てくれる。
収集車が通り過ぎた後は、日本では近所の人がきれいにしているようだが、こちらでは、自分の家の前でも公道を掃除するものなど誰も居ない。それは市役所の縄張りであり仕事だから、市の専門の清掃員がホースの水で道路を洗い流し、朝の道路はいつもきれいで清々しい。我が家の前は私道なので、団地の共益費で雇った専属の清掃員がきれいにする。
分業社会は融通が利かないこともしばしばあるが、ごみ収集、清掃に関してはうまく機能しているように見える。

レポートのバックナンバーはこちらから >>

インフォメーション
ホームページ作成
PRムービー製作
広告掲載
会社案内
スタッフ募集
ご意見・ご感想
お問い合わせ
ハロー山梨
E-mail info@yayaya.co.jp
リンクについて
リンクフリーです。リンクしていただける際はこちらのバナーをお使いください。リンクされた旨ご連絡いただけるとありがたいです。
YaYaYa Linksへの登録を希望される場合はメールで問い合わせください。内容を審査した上、問題がなければ登録いたします。
Copyright(C) 2003 Hello Yamanashi Co.,Ltd. All Rights Reserved.